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Q.箇条10の「(是正)処置をとる必要性の評価」によっては処置をしなくてよい?【マネジメントシステム相談室・第8回】
―あなたの疑問・質問にお答えします—
Q.「箇条10の(是正)処置をとる必要性の評価」によっては、処置をする必要はない?
今回のご質問は、「是正処置の必要性の評価」についてです。箇条10に現れる「是正処置」は、視聴者の皆様の気になる部分の一つではないでしょうか。
ISO 9001を見てみると10.2.1 b)とc)で 処置をとる必要性を評価し、実施する旨が書かれています。
一方、9.2.2 e)では、「是正処置をとる」ことが要求されています。
これはどのように解釈すればよいのでしょうか?
今回、福丸氏の「自分の仕事」に当て嵌めた、明快な回答をいただきました。
折しも、以前に似たような質問が国際会議の場でも出ていた様子です。
今回は、後半にそのあたりのお話も踏まえて、回答しております。
ゲスト:福丸典芳
◆経歴JRCA QMS主任審査員
(財)日本規格協会 品質マネジメントシステム規格国内委員会委員
(一社)日本品質管理学会 元理事、管理技術部会 副部会長、JSQCフェロー
(一社)ものづくり日本語検定協会 企画実行委員会 委員
◆主な著書
「品質マネジメントシステムの効果的な内部監査」日本規格協会
「内部監査指摘ノウハウ集」日本規格協会
「品質マネジメントシステムの自己診断 システム」日本規格協会
「ISO 9004:2009解説と活用ガイド」(共著)日本規格協会