ISO 9001の認証制度には,多くの組織,人々が関わっています.認証を取得する企業,その認証をもとに取引の参考にする企業,取引の足切りに使う企業などがすぐに思いつきます.これらに加え,消費者をはじめとする社会も関わっています.ISO 9001認証取得という第3者のお墨付きがあれば,消費者は積極的に製品,サービスの購入につなげるでしょう.この動画では,これらの活用の実態について,日本適合性認定協会のマネジメントシステム研究会の研究成果や,私の講義時に収集したでデータをもとに考察します.消費者への制度の発信が,今後のISO 9001認証制度の活性化の鍵であるという私見を述べます.
講師:山田 秀
所属:慶應義塾大学理工学部管理工学科
職位:教授
専門分野:総合的品質管理,実験計画法,データサイエンス
所属学会:日本品質管理学会,応用統計学会,日本経営工学会,American Society for Quality,American Statistical Association,International Society for Business and Industrial Statisticsなど