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Q.9001に出てくる「確信」の意味について知りたい!【ISOマネジメントシステム相談室 第28回】
―あなたの疑問・質問にお答えします―
今回の質問は規格の中に複数登場する【確信】という言葉。原文を調べてみるとどうやら2種類の単語が使い分けられているようです。はたしてどのように使い分けられているのでしょうか?また、この「確信」に関連して8.1 e) 項の維持・保持の要求についても質問をいただいていますので、こちらにも回答してゆきます。
ゲスト:
国府保周(こくぶやすちか)
収録日:
2024年9月2日
質問内容:
JIS Q9001:2015の中に「確信」と翻訳された箇所があるかと存じます。
・4.4.2 b) プロセスが計画どおりに実施されたと確信するための文書化した情報を保持する。
・6.1.1 a) 品質マネジメントシステムが,その意図した結果を達成できるという確信を与える。
・8.1 e) 次の目的のために必要な程度の,文書化した情報の明確化,維持及び保持
1) プロセスが計画どおりに実施されたという確信をもつ。
2) 製品及びサービスの要求事項への適合を実証する。
質問1:
「確信」、「確信するための文書化した情報」とは、具体例として、どのようなものが御座いますか?
質問2:
8.1 e) では1)、2)共に維持と保持を要求しておりますが、それぞれの具体例をご教授下さい。4.4との関連と考えているのですが、理解が進みません。
1)の維持:QC工程図やタートル図?
1)の保持:4.4c)項の監視・測定項目の記録?
2)の維持:QC工程図、検査基準書?
2)の保持:8.6項のリリース記録?