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ISO 9001:1987の策定時,欧米企業の典型的な考え方は,品質は品質部門の仕事でした.これをもとに,顧客から供給者へ検査を中心とする供給事項が設定されました.ISO 9001:2000の策定時,日本企業がTQC,TQMとして実践していた全部門,全階層での品質活動などが有効かつ不可欠なので,これらを参考に要求事項が設定されました.ISO 9001:2015の策定時,ビジネスと品質マネジメントシステムとの乖離が懸念されるなどから,ビジネス密着する要求事項が設定されました.このように,ISO 9001が社会の要請で要求事項が変わることを念頭に,次の大改訂の方向について私見を述べます.